令和6年 9月の営業について

9月半ば。まだまだ暑い日が続いています。

エアコンが故障し、来るかもしれない巨大地震に備え、進路が読めない台風に振り回され、店頭から消えたお米を探し回った夏…こんな夏を過ごしたのなら残暑バテもひどいはずです。本当の意味での夏の終わりが待ち遠しい毎日です。コロナ禍を経て、在宅勤務やリモート会議が当たり前になり、異常気象を経て、新幹線が予告運休することも世の中に受け入れられるようになり、時代が変われば当たり前も変わっていきます。最近は庶民の魚だった秋刀魚が高級魚として認識されてきたり、カツオが今までは獲れるはずのなかった北海道で水揚げされたり… お魚界隈の当たり前も随分と変わってきているようです。せめて【暑さ寒さも彼岸まで】は今まで通りでありますように、と今週の連休を楽しみに。

「お米が無ければ、お蕎麦を食べればいいじゃない!」とか、「お魚が無ければ、お肉を食べればいいじゃない!」とマリーアントワネットのような物言いで乗り越えるわけにも行きませんが、この状況にも何とか上手く対応しながら新しい当たり前を生きていかないと、と思っています。

というわけで、いろいろと今まで通りにはいかないこの状況でも今月も美味しいものをご用意して皆さまのご来店をお待ちしています。


蕎麦の実 女将